Vol.108 イライラする!それは【ルールの箱】が原因かも?

こんにちは
ストレス連鎖フリーメソッド
保健師カウンセラー みらくです

職場や家庭で
『私だったらこんな時、こうやって配慮するのに』
と、イライラしたことはありませんか?

相手が出来ていないことにイライラしてしまう・・・

このようなお悩みは、実はとても多いです。

なぜイライラしてしまうのでしょうか?

実は、このイライラの正体
他人の行動そのものが原因なのではなく
自分自身の中にある「○○すべき」という価値観に気づいていないことが原因です。

例えば
「挨拶するのは当たり前」
小さい頃から親や先生に教えてこられたことです。
社会の中では大事なことでもありますね。

教えられたことを守って頑張ってきたあなたは、挨拶しない人に「え?フツーはするよね・・・」とモヤモヤした気持ちが沸いてきます。

「○○すべき」というあなたの中にあるルールの箱
このルール通りにやれていない人を見るとストレスを感じ、イライラしてくるんです。

しかし
このルールの箱は、あなたのルール。
相手には相手のルールの箱があります。

自分も相手のことも
このルールの箱に押し込めようとすると苦しいですね。

この『○○すべき』という生きづらさにつながる価値観は、アダルトチルドレンに多く見られる特徴でもあります。

アダルトチルドレンは、
厳しい家庭環境や親子関係の中で育ったことで、
自分の感情や行動を無意識に抑えこんでしまっています。


子どもの頃から
「ちゃんとしなさい」
「迷惑をかけてはいけない」と、言われ続けて
『○○すべき』という思考が根付いています。



「挨拶するべき」
「時間を守るべき」
「ちゃんと準備しておくべき」
「返事はするべき」というルールの箱がある人にとって、
そのルール通りにやっていない相手を見るとイライラしてしまいますね。

「普通は○○するよね」は、自分のルール、自分だけの物と意識してみましょう。
あなたにとっての普通や当たり前は、必ずしも相手にとっても同じとは限りません。

挨拶しないのが当たり前の人もいるんです。
挨拶したことで、失敗したり怖い思いをした方は特に挨拶ができないかもしれません。

その違いを認めることができると
イライラが減っていきます。

もし、
「○○すべき」に縛られてストレスを抱えているのであれば
それは心の中のSOSです。

イライラしてしまう自分を責める必要はありません。
それは、ルールの箱の中で一生懸命に頑張ってきた証拠でもあります。



だからこそ、その価値観や感情を優しく見つめ直すことが、心を楽にする第一歩になります。

思い当たる方は、ぜひ、カウンセリングでその価値観、感情を見つめ直してみませんか。

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