「実家に帰るのが苦痛」・・・その理由は?【アダルトチルドレン】

こんにちは。
ストレス連鎖フリーメソッド 心理カウンセラーみらくです。

年末年始、お盆などが近くなると、こんな悩みはありませんか?

『実家に帰るのがしんどい』
『実家で過ごすのが苦痛』


自分の『家』だったのに、なぜこんなに疲れてしまうんだろう・・・。

それは、
【親】がいるからです。

実家なので親がいるのは当たり前ですね(笑・・・
しかし、実際、・・・【親】がいるのでしんどい、苦痛になっているんです。

【親】とのコミュニケーションでの大きなストレス。
【親】と【子(あなた)】の間で繰り広げられる、間違ったコミュニケーションが、あなたのココロを苦しくさせています。

【親】と【子】には独特なコミュニケーションの取り方、言動、思考が働きます。

「親だからわかっているはず」
「子どもなんだから従うべき」

親だから、子だから・・・
母だから、父だから、夫だから、妻だから・・・

家族の間には、いつの間にか、
この「○○だから」という思考、そこに期待する思い込みが発生しやすくなります。

親は「私が育てた子なんだから、同じように思って当然
子は「親なんだし、子どもの気持ちはわかって当然

長年連れ添った夫婦であれば
言わなくてもわかっている」という関係を、期待しがちです。

わかってくれないとイライラしますね。

同じ場所にいて、同じ物を見ても
全くの他人であれば、感じ方・捉え方・見え方は自分とは違うと、なんとなくわかりますよね。

しかし、長く一緒にいる家族、親子だと「自分の気持ちはわかってくれている」と期待しやすくなります。

これは、家族の中でよくおこるズレなんです。
良く対話する家族だと、このズレを上手に対話で修正していけます。
対話というのは、お互いの意見をよく聞き・伝え合うことをいいます。

しかし、次のような場合、
残念ながら、ズレを修正する機会がないですね。


① 親(子)が一方的に話をして相手の話を聞き入れない

② 子(親)が感情に蓋をして一切自分の気持ちを伝えない

どちらも、気持ちを上手に伝えることができないアダルトチルドレンです。

双方向のコミュニケーションが成り立たない関係です。

自分以外の他人は、自分と考えが違うという前提が理解できている人は、
世代によって価値観も異なることわかっています。

しかし、「子どもが間違っている」と思い込んでいる親は、なんとしても自分に従わせようと頑張ります。
あなたのためを思って言っているのに何でわからないの!!」と。

子どもは自分の目線で「親は古くさい。親の方が間違っている。」と、意見を聞かず、反論したり気持ちを閉ざしたりします。

その場合、たとえ会話してコミュニケーションを取っているように見えても、実は傷つけ合っているだけなんです。

お互いの合うことのない価値観をぶつけ合っているだけです。
自分の意見を通そうと頑張っているので、とても疲れるんですね。
または、自分の感情に強固な蓋をしなければならなくなり、疲労が増すんです。

幼い子は、自分の親は誰よりも立派で素晴らしく正しいのだと信じています。
しかし、成長とともに、様々な経験を通して物事を判断できるようになると、親とは違う自分の価値観を持ちます。
子は「あれ?」と気づきます。



親は自分の世界(価値観)ができあがっています
親はこれまでの人生でうまくいっているので、価値観を変える必要がありません。
自ら新しい価値観を取り入れる必要がないんですね。

子どもが自分の意見を持つと、「反抗された」・「逆らった」・「わかっていない」と、いらだちや不安を募らせ、親の権力を振りかざします。
これまで通用してきたことが、通用しなくなることに、焦りを感じています。

自分の価値観ができあがっている【親】と、変化している【子】は、お互いがわかり合おうとしなければ、わかり合えない関係なのは仕方がないことです。

家庭内の世代間ギャップです。
「違いがある」とわかって、相手の主張を聞こうとしなければ
そして、自分の気持ちを伝えようとしなければ、わかり合うことができません。

【親】の世界を否定しても、解決しません。
【子】の主張を押し通しても、こじれるだけです。

コミュニケーションの取り方に、これが絶対という正解はありません。
その時々の感情によっても、変化します。

だからこそ、
自分の気持ちを上手に伝え、自分のココロを守ることが大切です。
親子は、手加減できない関係であったり、逆に気をつかいすぎる関係であったり
距離感が難しいことが多いです。

一人で悩まず、ぜひ相談してみてくださいね。


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