【過保護】と【過干渉】の大きな違いとは!?

こんにちは。
ストレス連鎖フリーメソッド 心理カウンセラーみらくです。

【過保護】と【過干渉】
同じようなものだと思われがちですが
実は、大きな違いがあります。

このブログでは、
心理カウンセラーの視点から、
親との付き合い方にお悩みの方が、少しでも気持ちが楽になるように具体的な例でご説明しますね。


親が子どもを守ろうとするのは愛情深い行動です。
しかし、【過保護】と【過干渉】は、似ているようで全然違うものなのです。

ただ共通点もあります。
どちらも、親が子どもの生活に介入しすぎている点が共通してます。

それにより、子どもの成長を阻害したり、自己決定権を制限させるため、
子どもは自己肯定感が低くなる可能性があります。

過保護とは、親が子を心配して子どもを守ろうとしすぎることです。
親が子どもを心配するのは当たり前ですね。
それは、本能レベルの行動とも言えます。

例えば、
ケガをしたら子どもがかわいそうだと、やりたがっているスポーツをさせないようにする、とか。
子どもが分からないで困っているから、宿題をかわりにしてあげる、とか。
友達の悪事に影響されないように、友達関係をチェックして、関わりを持たせないようにする、などがあります。

過干渉は、子を心配していると言いながら、子の領域・プライバシーを侵害していきます。
子の気持ちは完全無視状態です。
親の思い通りにするため、子を支配しているようなものです。
これは、感情が麻痺したアダルトチルドレンの親が起こしがちな行動でもあります。

例えば、
子どもの部屋に勝手に入り、日記を読む、手帳を見て予定を全部把握する
子の興味をバカにするなどし、興味を持てないように仕向ける
友人や恋人の選択、行動を常にチェックして管理しようとする

これらは、親が安心したいくて自分のために行っています。

「ひとりっ子だから、親が過保護なのは仕方ないよね」

これは、なんとなく分かる気がしますね。

子どもの心配をして、危険から守るために、手出し・口だし・先回り、
しすぎちゃうってあるよね~って感じはわかります。


しかし、こちらはどうでしょう?

「ひとりっこだから、親に支配されても仕方ないよね」

え???ってなりませんか?

過干渉は、子を支配している状態です。
親が子どものプライバシーを侵害して自由を奪い取ります。



【過保護】も【過干渉】も、行きすぎた行動なので、された側の子どものココロは傷つきます。


過保護な親は、子の安全のために、子が幸せになるように、失敗や困難から守ろうとします。
その結果、子どもの成長や学びの機会を奪ってしまうことがあります。

過干渉の親は、自分の安心を得るために、子のプライバシーを侵害します。
自分の子育てが失敗だと言われないように、
子どもが勝手なことをしないように、
子どもの決定や行動に口を出します。

子には「自由がない」んです。

親子関係は時と共に変化し、繊細です。
理想的な関係を築き上げるのは簡単ではありません。

過干渉問題では、
親から子に距離を詰めている、そして逃げ場のない状態が作られていることがよくあります。

親との関わり方でお悩みのあなたのココロを守る方法としては、
親と自分の間に 
ひとつの境界線の壁を建設することです。

イメージの中で
親と自分の間に、しっかりした壁を置く。
つまり、境界線をひく。

子どものころはできなかったですよね。
しかし、大人になった今ならできます。

理不尽だと思う親の発言、行動が、
あなたにとって苦しいものであれば、一線を引いてみましょう。

そして、
「お母さんは、そう思っているのね。
 わたしは、お母さんと違って、こう思います。」と言ってみてください。

自分の気持ちを言葉にだしているうちに、
親と自分の違いに気づき、楽に境界線を引くことができるようになります。






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