ストレス連鎖フリーメソッド
保健師カウンセラーみらくです。
あなたは「あいまいが苦手」ではありませんか?
人の態度があいまいだったり、
白か黒かはっきりしない言葉を聞くと
不安になったり、イライラすることはありませんか?
答えてほしいのに
はっきり言われないとモヤモヤして態度に出てしまうことはありませんか?
こじらせるのは完璧主義の思考
「この人は何を考えているのかわからない」
「この返信は何を意味しているのかあいまいで、スッキリしない」
こんなふうに、うやむやにされることで
モヤモヤして不快な感情を抱いてしまうことがあります。
これは、白か黒かの2択で解決を求めがちな「完璧主義」の思考が影響しています。
完璧主義は、良い面と悪い面があります。
<良い面>
作業の質を保ち、処理を正確に行おうとするのは素晴らしいです。
<悪い面>
はっきりしないことを許せず、自分や他人を責め立てしまい、ストレスを抱える原因になります。
このようなストレスは、完璧主義のこじらせ思考から生まれます。
なぜ“あいまい”が許せないのか?
完璧主義が発動すると、
1つの問題に対して「正しい回答」が必ず存在すると考える傾向があります。
しかし、
人間関係においては、答えは一つではない場合がほとんどです。
人の感情においては、正解も不正解もありません。
この『一問一答』の思考は、
完璧主義の悪い面を助長し、
他人への不満を増大させます。
その結果、自分自身にも他人にもストレスが連鎖していきます。
『グレー』もある
「白か黒か」の2択ではなく
「グレー」もあるという視点を持つことが大切です。
人の言動や態度は、その時々の状況や背景に大きく影響されます。
欲求に対しての答えが、以前と異なることもあるのです。
「グレー」の考えを持つことで
自分や他人を冷静に見ることが可能となり
自分の中にあるグレーの部分も許容しやすくなります。
これにより心が軽くなり楽になりますね。
完璧主義を否定しなくてもよい
完璧主義を全て否定する必要はありません。
むしろ否定することで完璧主義が助長されることがあります。
一歩引いて「自分には完璧主義の部分があるな」と、
冷静に見つめることで、自然と『グレー』の視点を持つ時間が生まれます。
”あいまい”を一歩引いて見てみると
ストレス連鎖に巻き込まれずに冷静に判断することができるようになります。
ちょっとだけ
”あいまい”を楽しんでみましょう。