なぜアダルトチルドレンはストレスに振り回されやすいのか?

こんにちは。
ストレス連鎖フリーメソッド 心理カウンセラーみらくです。

今回は、アダルトチルドレンの方の特徴の1つ、ストレスに振り回されやすいのはなぜかを解説します。

なんだかいつも時間に追われて、バタバタ・・・
気持ちも焦って不安になって、眉間にシワを寄せている。
「はぁ、疲れた。」「ストレスたまる。」が口癖に。

ストレスって言葉はよく使いますが、ストレスって一体何なんだろう?
ストレスは悪いから、ちゃんと発散させなきゃ、解消させなきゃ、溜めないようにしなきゃと思っていませんか?

アダルトチルドレンがストレスに振り回される3つの理由

1 アダルトチルドレンはストレスに敏感

アダルトチルドレンとは、『幼少期に心に傷を負い、傷が癒えないままに成長し悩みを抱えやすくなった大人』のことをいいます。
たくさんの傷を既に心に抱えているので、これ以上傷つくことを恐れているんですね。
「心が傷つくようなストレスは避けなければ!!」と、敏感にアンテナを高くして物事に反応しやすくなっています。

例えば、ニュースを見て事件や事故を自分の身に起ることを想像してしまいます。
「こんなことが起きたら大変」と、自分の身にふりかかることを恐れます。
「○○になったらどうしよう」と、まだ何も起っていなくても不安を感じます。

人の顔色を伺うことが出来てしまうので、ちょっとした表情の変化を見て「あのひと、今こう思っているんじゃないかな」「私が○○したから機嫌が悪くなっているんじゃないかな」と、予測したり勝手に妄想してしまいます。

自分の心がこれ以上傷つかないように、自分の心を守ろうと無意識にアンテナを張っているためにこのような考えが浮かんでくるんですね。


2 アダルトチルドレンは連鎖にはまりやすい

アダルトチルドレンは、常にアンテナを高く張り巡らせ、不安や恐怖になりうる原因を探っています。

『頑張らなきゃ。失敗しないように。』と不安を抱え頑張ります。

『一生懸命やってるのによくならない。』と、結果が出ないことに焦ります。

『どうしてうまくいかないんだ』とイライラしてきて怒りを感じます。

『私がダメなんだ』と、悲しくなったり落ち込んだりします。

『どうせやっても無駄』と諦めてしまいます。

『もういい。つらい、調子悪い』とカラダの不調も出てきます。

『でも・・・私がやらないと・・』と限界なのに頑張ろうとしてしまいます。

このようにアダルトチルドレンは責任感も強いため、永遠とグルグルしやすい思考と行動をとり、抜けだせなくなるんですね。



これは、幼い頃から「○○すべき」という価値観の中で育ち、自分を犠牲にして頑張ってきたら褒められたり喜んでもらえたという経験によって、その価値観が正しいものだと思い込んでいることがあります。

3 アダルトチルドレンは親からストレス連鎖を受け継いでいる

実は、アダルトチルドレンでお悩みの方は、その親もアダルトチルドレンであることが多いです。
相談者からも「親が過保護だった」「過干渉でしんどいんです」「親に何を言っても無駄なんです」「親がいつもピリピリしていて落ち着ける家庭ではないです」といった言葉が聞かれます。

あなたの親も不安を抱えやすく、危険を避けるために過剰に心配を抱えるんですね。
そのため、過保護になりすぎたり、過干渉になりすぎたり・・・。
自分の意見を押しつけて、あなたの意見は聞かず、あなたを守ろうと見えない敵と戦おうと神経をとがらせて生きてきたのでしょう。

お悩みがある方、その親や周囲の方は、ストレスを過剰に抱えて自律神経が乱れている場合が多いです。原因不明の体調不良に見舞われている方が多いですね。

ストレスに振り回されないための対策

ストレスは、周囲に連鎖反応を起こさせます。
連鎖を止めるには、あなた自身のアダルトチルドレンの気質を克服していくことが大事です。
親や周囲を変えることは簡単ではありません。
あなた自身も、簡単ではないですが、変ろうと思った人が変われます。

一人で頑張ろうとすると、また連鎖にはまります。
思考の癖を見つけて、正しい方向に導いてもらいながら、アダルトチルドレンを克服していくことがおすすめです。

生きている限り、ストレスはゼロにはなりません!
ストレスにも、実は良い効果もあります。

上手にストレスを扱うことで人生プラスに転じていきます。


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