親想いは親不幸【過干渉】

こんにちは。
ストレス連鎖フリーメソッド 心理カウンセラーみらくです。



「本当は言いたくないけど、母が知りたがると思って・・・何でも伝えておかないと。親孝行は大事だし。」と、母親とのやりとりで悩まれている方がご相談にきました。

私のカウンセリングルームに来られるクライアント様は、優しい真面目な方が多いです。

親の気持ちを察して「たぶん、母はこう思っていると思う」と話します。

それは、親思いなの?

さて、
【親の知りたいことを、イヤだなと思いながら伝えることは親孝行になるのでしょうか?】

あなたが言いたくないと思いながら伝えること・・・。
つまりは、伝えることが苦しいということですよね。

親を想って我慢するのは親不幸

『苦しみを感じている』ということ、親のことを想っての我慢は、親不幸だと私は思います。

過干渉の親は、基本的には子煩悩で子どものために自分を犠牲にするタイプが多いです。
そのような過干渉の親は、あなたを不幸にしたいと思って子育てをしてきたのでしょうか。
違いますよね。

子どもの幸せを祈って、子どもが困らないようにと心配して、心配しすぎて適切な距離感をとれず、その結果『過干渉』になっていることがほとんどです。

過干渉の親の調査(心配)が大きな影響力に・・・

過干渉の親は心配なあまり、幼い頃のあなたに、多くの「確認(調査)」をしていたと思います。
「何時に終わるの?」
「学校終わってどこに寄り道したの?」
「この時間は何をしていたの?」
「誰とどんな会話をしたの?」
「○ちゃんはテスト何点だったの?」

あなたの行動、あなたと会った人のこと、その時の出来事、すべてを心配が過ぎて聞いてきました。

この確認(調査)を長年されて成長してきたあなたは、大人になった今でも『親には全てを話しておかなければ』『聞かれる前に伝えておかなきゃ』と思うようになっています。

それは、実家にいなくても。
一人暮らしをしていても。
結婚して家庭をもっても。

本当はイヤ・・・イヤだなんて思ってはいけない

言いたくない、言う必要がないのではないか、とあなたの心が思っていることを、言わなきゃいけないと考えてしまうことで、心が苦しくなってしまいます。

心の中では、「言いたくない!」「イヤだ」「なんで言わなきゃダメなの?」と拒否をしているので、とてもつらい気持ちになってしまうんですね。

イヤだと思っていながらも、「そんなこと思ったらダメだ」「お母さんが悲しんでしまう」「こんな親不幸な考えをしてはいけない」と、心の拒否を押さえつけてしまいます。

罪悪感に襲われるんですよね・・・。

あなたの親はあなたにどうなってほしいのか?

よく考えてみてください。
あなたの親は、あなたが苦しむことを望んでいますか?
苦しいと悩み、辛そうなあたなから伝えられる言葉は、嬉しい報告なのでしょうか。

「親を安心させるため」にあなたが心で葛藤して、配慮してあれこれ苦痛を感じながら伝えることが親孝行になるでしょうか。

あなたが親にしてあげたいな、と心から思うことを、心が苦しいと感じずにできて、喜んでもらえることが「親孝行」だと私は思います。

このようにお悩みの方は、「世間体」や「親がどう思うか」といった、他人の目を気にしてしまう癖がとても強くありますので、心が詰まるような悩みを抱えやすいですね。

本当の親孝行ができるようになると良いですね。

あなたの心の詰まりをほぐして、気疲れしないで親と関われるようになりたい方は、ぜひ、カウンセリングでココロの距離感を適切に保つ方法を知って習得して欲しいです。

お試しカウンセリング、期間限定特別価格 60分1,000円で受付けています。
(予告なしに終了する場合もあります。お早めにお申し込みください。)

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