こんにちは
ストレス連鎖フリーメソッド
保健師カウンセラー みらくです
ポジティブにならなきゃ、と頑張っていませんか?
現代社会では、ポジティブでいることが美徳とされがちです。
SNSやメディアで見かける『ポジティブ思考』が大事だというメッセージに触れるたび、自分の中のネガティブ感情をもつことが、どこか悪いことのように感じてしまうことはありませんか?
実は、ネガティブ感情こそ私たちにとって重要な役割を果たす心のサインなのです。
ネガティブ感情は本当にダメなもの?
怒り、イライラ、不安といった感情が沸いたとき、私たちはそれを抑えこもうとしがちです。
それは、これらの感情が不快だから。
例えば、怒りがこみ上げると人間関係が悪化してしまうという心配や不安が大きくなります。
このような感情は、心のSOSであり、無視するとストレス連鎖に陥ることになります。
何かうまくいっていない、見逃している課題があることをネガティブな感情で伝えてくれているんです。
ストレスとネガティブ感情の関係
不安やイライラ、モヤモヤはストレスになります。
ストレスは、私たちの体と心に影響を及ぼします。
不安は「このままでは危険かも」と気づかせてくれる警告であり
怒りは「これは私にとって重要」という意思表示でもあります。
ネガティブな感情を抑えこむと、
ストレスは増大しストレス連鎖を引き起こす可能性が高まります。
ストレス連鎖とは、一つのストレスがきっかけとなり、新たなストレスが次々と生じていくこと。そしてネガティブな感情に囚われて抜け出せなくなり、自分だけでなく周囲にも不快な感情が連鎖していくことです。
不安を抑えこむことで、さらにイライラが募り、
周りの人も不快に感じてあなたへの態度に変化が起こり
あなた自身も自己嫌悪や自己否定に陥るという悪循環が生まれます。
ネガティブ感情を解放するには
では、このネガティブ感情を上手に扱うにはどうすればよいか。
その第一歩は、感情をそのまま感じることです。
「不安を感じてはいけない」
「怒りを出してはいけない」と、自分の感情を否定するのではなく、
「今、わたしは不安を感じているんだ」
「今、わたしはイライラしている」
その感情を認めていきましょう。
そうすることで、その感情が何を意味しているのか気づくきっかけになります。
不安があると認めることができると、何に不安を感じているのかを見つけるようになります。
何があって不安を感じているのかを捉え、対処する方法がわかるようになります。
このプロセスを踏むことが
感情の背景にある自分自身のニーズや価値観に気づくことができます。
ネガティブ感情はポジティブへの入り口
ネガティブ感情を抑えこむことに力を注ぐよりも
ネガティブ感情を認めて向き合うことによりポジティブ感情につながりやすくなります。
ネガティブ感情は私たちにとって欠かせない感情のひとつです。
心のSOSを受け止めて
自分自身と対話すると、新たな気づきを得られストレス連鎖を断ち切ることができるようになります。