こんにちは
ストレス連鎖フリーメソッド考案
過干渉の親との付き合い方を克服した心理カウンセラーみらくです。
こんなご相談がありました。
「私の親はとても心配性で、いつも私のことを心配してくれます。
でも・・・もう大人なのに、いつまでも過保護なんです。
休みの日も予定を全部伝えないと、色々心配されて。何をするにも干渉されるから、ちょっとしんどいんですよね。」
大人になっても、親が心配して干渉してくる・・・というお悩みですね。
過干渉の親は、いったい何を心配しているのでしょうか?
それは、あなたのことを心配しているのではなく、実は、自分のことを心配しているんです!
「え??っ
でも、私のことを心配してるって言ってますけど?」
そうですね。
あなたのことを心配していると言いますね。
表面上はそうなのです。
しかし、実は、過干渉の親自身も、気づけていないことがあるんです。
過干渉の親は、「不安」に振り回されているアダルトチルドレン
アダルトチルドレンとは、幼いころに心に傷を負って、癒やされることなく大人になり、悩みをかかえている人をいいます。
(悩みの自覚なく、他人に感情をぶつけるタイプもいます・・・毒親)
実は、過干渉の親自身が、幼いころピリピリ張り詰めた環境で、失敗を恐れて過ごしていたことがあるのかもしれません。
「失敗したら怒られる」
「親に怒られないようにしなきゃ」
失敗することが恐怖となって心に傷を負ったままのアダルトチルドレンである可能性があります。
アダルトチルドレンである過干渉の親の心の中は、失敗を恐れて「不安」でいっぱいになっています。
「子どもが失敗したら、自分がしてきた子育てが失敗になる」と、神経過敏になっている状態ですね。
そして、子どもが何歳になっても、過干渉の親自身が年を老いても、ずっとその不安が解消されずにいるので、干渉してしまうのです。
「失敗(自分がダメだった)」を恐れて、「心配している」といい干渉するんですね。
過干渉の親に育てられたあなたもアダルトチルドレン
過干渉の親の心が過緊張状態でいつもピリピリしていたら、その緊張感は自然と伝染していきます。
失敗への恐怖を感じている中で育てられたあなたも、その感情に影響されることがたくさんあったことでしょう。
子育ての結果が失敗にならないように、子どもが失敗をしないように、常に目を光らせて自分のコントロール下に子どもを置こうとする。
なんでも把握しておかなければ不安で仕方がない過干渉の親の行動は、子どもの好奇心を奪い取ってしまいます。
「ケガしたら大変、遠くに行ったらダメよ。」
「事件に巻き込まれたら大変、友達のことは全部教えて。」
「失敗したら立ち直れなくなるから、絶対合格できるところを受けよう。」
過干渉の親は、自分が把握できないことが不安なんですね。
過干渉の親は変えられない
親は何歳になっても、常に子どもを心配していると言います。
「あなたのためを思って言っているの。」「あなたのことが心配だから。」
大人になっても「親子」という関係は変りません。
そして、過干渉の親は、自分の問題であることに気づけていないですし、過干渉をしている自覚もありません。
しかし、あなたは変われます!!
過干渉の親との距離を保つために
過干渉の親は、自分の不安を解消するため、心配しています。
自分が安心するために、干渉しています。
そして、そのことに過干渉の親自身は気づいていないのです。
「しんどい」と感じ始めたあなたは、無意識のうちに親を避けていませんか?
過干渉の親は、敏感にその変化を感じ取り、あれこれ工夫して自分から離れないように干渉してくるでしょう。
『心配しないで』と言っても、過干渉の親の不安は払拭されません。
『何言ってんの』と突き放しても、「心配しているのに!!」と逆上してくるでしょう。
すべてのことを教えてあげたとしても、さらに最悪の状況を想像して不安を増大させてしまうでしょう。
過干渉の親は、不安に振り回され、自分のことを心配しているアダルトチルドレンなのです。
不安は伝染します。
不安げな表情や態度は、更に不安を増長させます。
「あなたのためを思って言っている!心配してるの!」と言われても、感情的にならずに「私は大丈夫だよ。」とリンとした態度で答えましょう。
「何が心配なの?私は大丈夫よ」
大人のあなたが伝えるメッセージは、堂々とした姿勢で。
一線を引いてあなた自身を不安の伝染から守ることが大切です。
過干渉の親と上手につきあっていけるよう、カウンセリングでスキルを身につけることもできます。気になる方はこちらからお問い合わせも可能です。